情報量(ビット、バイト、アスキー符号)
コインの裏と表に0と1の印をつけて空中に投げる。受け止めたコインの面は0か1かのどちらかである(P=1/2、二者択一)。その結果を知ったとき一ビット(log22)の情報を得たことになる。
いま、上の操作を2回続けて、(01)という結果を得たとすると、この情報量は2ビットである。これは、{00、01、10、11}という4(=22)個の組みから一つを取だした(四者択一)、と考えてもよい。
一般に、2n個の組みから一つを取出したとき、我々はnビットの情報を得たという。
計算機科学では、8ビットが1つの単位(1バイト、byte)として扱われる。
1バイトは(00000000)− (11111111)までの28(256)種の要素の1つを特定するする事ができる。 例えば、アルファベットを表示する場合、01000001(65)は”A”を意味する。つまり、1バイトのメモリー(電子的なコイン8つ分)はアルファベット1文字に相当する。従って、1MB(メガバイト)のメモリーでは100万字のアルファベットを記憶することができることになる。
参考のために、国際標準化機構(International Organization for Standarization)が制定したISO符号表をあげておく。この表中で赤で示した12文字は各国で自由に定めてよいことになっている。この表では、実質的に標準になっている米国の例(ASCII符号)を示しておく。
ISO符号表(ASCII符号)
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